
フィボナッチとエリオット波動の関係
フィボナッチはエリオット波動理論と非常に相性が良いツールです。
特に「波のカウント」や「押し目・戻り目の判断」において、フィボナッチを併用することでエントリー精度が格段に上がります。
第2波と第4波でのフィボナッチの活用
エリオット波動の構成で特に注目すべきなのが、「第2波」と「第4波」の違いです。
• 第2波は比較的深く戻す傾向があり、50%〜61.8%付近で反発するケースが多くなります。
これは第1波の急上昇の後に「本当にこの上昇は続くのか?」という市場の迷いや警戒感が表れるためです。
• 一方、第4波は浅くなりやすいのが特徴で、38.2%付近で止まることが多いです。
トレンドがすでに確立している段階なので、市場も比較的落ち着いており、大きな調整が入りづらいからです。
波の心理を理解したフィボナッチの使い方
このように、波の位置やそのときの市場心理を踏まえた上でフィボナッチを使えば、
押し目や戻り目の反発ポイントをより正確に見極めることができます。
単に比率だけを見るのではなく、**どの波のどの段階か?その時の市場の心理は?**といった背景とセットで考えることが、
実戦においては非常に大切です。